PR業界追憶寄稿
「書いただけ、の連載内容どうしよっかなー」。
 昔は音楽好きだったけど最近は余り聴かないし、その他はとくにこれといった趣味や得意なこともないし・・。
 という事で、かつて働いていた宣伝業界のことなら少しは話が続くかなと思い、追憶しながら寄稿してみる事にしました。
第1 デジタルカメラの黎明期

 それは4年程前。あの頃はIT革命が叫ばれパソコン売上げ右肩上り、デジタルカメラも高画質競争が白熱し活況を呈していました。そしてラッキーな事に私は丁度その頃デジタルカメラの宣伝に配属。あの頃はホント良かったね! 今となってはITの勢いも鈍ってきていて、、日本はもう少し元気になってほしいです。
 
 景気がいいと宣伝部には活気が溢れます。各社のPR合戦に乗り遅れると大変なので、販売部から「タレント使え」「カタログ増刷」という注文が出ます。
 そのデジタルカメラも駆け出しの頃は大変でした。CMを作ろうにも売上げがないので芸能人なんか使えません。「うーん、高画質を訴求するには、、、そうだな、ハリネズミ! ハリの1本1本まで鮮明に見えるってコンセプトは、どう?」。そして「業界は変わった人が多いから、絶対ハリネズミ飼ってる人がいる!」という指示の元に、無事コピーライターさんのハリネズミが見つかり起用されたのでした。かわいいCMに仕上がったけどね。
 
 タレントさんを起用する時は大変です。まず契約料が年間で何千万円。プラス撮影の都度の出演料が、何百万とかかってきます。タレントさんってすごいよねー。

 次回はこのタレントさん選びのお話をお送りします!



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