PR業界追憶寄稿
 
第3 厳しい世の中ね・・

 昨年10月に始めたパート勤務ですが、残念ながら11月末には辞めてしまいました。
(辞めたというか、辞めさせられたというか・・)もう少し続けるつもりだったので、 「いや、ほんと世の中厳しいな〜」と感じました。

 「PR業界を追憶しても、暗いことしか書けないね〜。はは、ははは・・・」なんて乾いた笑いを浮かべていたのですが、 年も明け、のんびりもできたので元気もでてまいりました。

 そして、せっかく始めさせてもらったコラム題材なので、一通り今までの仕事について記録させてもらおう!ということで、 この題材をもう少し続けようと思っております。(結構何でもすぐ忘れちゃうからね)

[宣伝部の上司の話]

 私の宣伝部時代の上司は、部内、そして社内でも大変有能な人と有名でした。 当時の取締役兼宣伝部長に中途採用されて入社された方なのですが、なんとその取締役、 社長にまで出世されてしまいました。

 トップが変わると施策も変わる。今は宣伝費にかなりの予算がついて、「コーポレート・ブランド戦略」なるものが 着々と進行中のようです。

 私の上司は、全社的なブランド戦略の仕事をしたくてたまらない人でしたから取締役が社長になった時は ほんと喜ばれただろうな〜。今まさに活躍されていることと思います。

 ソニーなどは宣伝部の力が凄いです。ブランドイメージの構築を全社の最優先課題にしています。 人は購買時、ブランドイメージにかなり影響されるといいます。特に日本人はブランド物のバッグがすごく売れたりするので、 ブランドに弱いんじゃないかな〜なんて感じます。

 ブランド論、ブランド構築の方法論は多くの学者や広告の会社等で研究されています。 結構難しいんだよな〜、これが。

 ブランド戦略とは、ものすごく簡単に言えば、その会社のコアとなる強みを明確に割り出し、 そのイメージをより効果的にアピールすること。また弱い部分を的確に補完し、ブランドイメージのあるべき姿、 目指す方向へと戦略的に施策や事業をすすめていく事です。

 だからもうそれは単に「CM映像を流す」「カタログを作る」という“露出”方法だけでなく、 会社や商品が今後どうすすんでいくべきか、という運営戦略とほぼ等しい内容だといえます。

 難しい事を書きましたが、そういったことで私がかつていた会社が最近J事務所のタレントを 使ったCMを力をいれて放映していました。私の大好きなタレントさんなので、「うう、勤めていれば会えたのに」と、 とても残念です。

 私にはかなり大変で勤まりませんでしたが、やっぱり宣伝って楽しい仕事です。
雑用もとても多いけど、上記のような戦略部分にたずさわれるとやりがいのある仕事ですよね。


トップページへ