夏の思い出/2003

今年の夏は書くネタがないとみなさん言っていました。
集まったものをこうして読むと、普段の生活自体が他人には面白く感じられ、
立派にネタになっているのがわかります。
では、「書いただけ」メンバーのそれぞれの夏をお楽しみください。
(以下の名前をクリックするとそれぞれの原稿にたどり着きます)

ほうほう しろねこ ゆき  みゆき りんりん ピノコ  鈴木 あにまる

夏の思ひ出      (ほうほう)


 この夏の思ひ出は、まんじゅうを作った事です。
 私の故郷は長崎県にある某離島なのですが、お盆には仏様にそなえるためまんじゅうを作ります。
 ちなみに8月13日には団子、これは白玉粉でつくったひらべったい団子の両サイドにあんこ(つぶあん)をつけたもの。福岡の人はなんてゆうのかしら。でも福岡で売ってるのを見たことないなあ〜。ひょっとしてうちの島だけのものかしら、そんなことないよな、とひとりつっこむ私。
 14日はうどんぜんざい!!これを言うと皆にえーっといわれるのだが、名前のとおりぜんざいにうどんが入っています。それ以外のなにものでもない。うどんは乾めんだけどね。
 そして本題。15日はまんじゅう。どこの家も大体お手せいで作るのですが、やっぱりそれぞれの家で微妙に味が違う。
 というわけで毎年母が作るのをぼーっと見ていて、できあがったら食べるだけの私だったのですが、今年は思いたって作り方を覚えようと最初から手伝ってみました。

-----------材 料------------
小麦粉・・・・・・・・1kg
あんこ
砂 糖・・・・・・・・500g
卵・・・・・・・・・・4〜5個
ベーキングパウダー・・25g
水・・・・・・・・・・適宜
-----------------------------

1)小麦粉とベーキングパウダーをあわせて2〜3回くらいふるう。
2)そこへさとうをいれまぜ、卵を入れ(卵はわってまぜたもの)、さっくりまぜる。
  そこへ水を入れる。お水は適当。まぜあわせた時のかんじで手にベチャベチャつくくらい。
  耳たぶより少しやわらかいくらい。
3)あんこはピンポン玉よりやや小さめに丸くしておく。
4)生地であんこをくるみ、かしわの葉っぱにのせ、むしきで10分むす。

 なんかまあ大ざっぱなのですが、うちの母のかんかくで作っているので母の言うとおりにレシピをとるとこうなるのです。これで50個〜80個くらいできます。大きさによるので・・・
 まあ、ひまがあったらぜひお試し下さい。

 
夏の思い出      (しろねこ)

私にとって、広島で過ごす初めての夏となりました。
新しい生活も3ヶ月が過ぎ、そろそろ慣れてきたと実感する今日この頃。
念願だった漫画図書館へ行ってみました!
慣れない道をコワゴワ運転し、当然(?)道を間違え、着くのに1時間かかってしまった・・(だいたい20〜30分の距離)。期待に胸膨らませ足踏み入れた図書館は、その名のとおり漫画がぎっしり!!
いや〜、素晴らしい!広島!漫画だけの図書館が存在し、しかも公立!漫画を文化として受け入れる柔軟で自由な精神を感じることができました。館内は、漫画を読む人々の静かな熱気に満ちていました。良い時間でした。ちょくちょく通うつもり。

そして、もう一つこの夏に新しく始めたことがあります。
それは、パッチワークです。
キットを買って自己流でやってます。時々思い出したように取り出してチクチク・・というゆっくりペースなので、まだ完成品がないけど。

最後にもう一つ、この夏に始めた新しいこと。
それは青汁です。
ヨーグルトと混ぜて飲んでますが、健康になったような・・(?_?)。がんばって続けるぞ!

ということで、まー、私的に充実した夏でした。それでは皆さん、お互いがんばって残暑を乗り切りましょうね!!

 
夏を振り返る      (ゆき)

 今年の夏はとっても元気なく過ごしてしまいました。
 仕事に行っても人の目を盗んで、更衣室で横になってたり。生産性ゼロ。冷や汗が出る思いでした。
 休みの日はほぼ寝たきり。とても外に出る元気はありませんでした。
 この夏、つくづく思ったのは、1月からギターを習い始めといて良かったーということ。練習は家でできるから、外に行けなくても楽しく過ごせるのです。

  今年の夏、観たかった映画があったのですが、それも観にいけませんでした。「巡り合う時間たち」と「24アワー・パーティ・ピープル」。特に後者は、学生時代をジョイ・ディヴィジョンとともに過ごした私にとって、見逃すことはできない映画だったのです。ああ悔しい。押入れからジョイ・ディヴィジョンのライブビデオ「Here are the young men」を引っ張り出し、イアン・カーティスのダンスを見ながら、ゆく夏を惜しみたいと思います。

 
夏の思い出      (みゆき)

毎年夏の思い出ってろくなもんがないんですよ。

今年は食中毒だけにはならなくてよかったけど。
でも子供たちが皮膚病になってしまい、夏休みはほとんど病院通いで終わってしまいました。
でも考え様によっては夏休みの間になおってよかったかも。

それともうひとつよかったのは、小児科から別の大きな病院を紹介されたことで車を運転しなければならなくなり、運転できる範囲がひろがったことです。運転技術は上がってないんですけどね...次の目標「車線変更」です。

ところで私の車、クラクションのカバー(正しい名称がわかりませんが)がはずれてしまってディーラーさんでもなおしてくれないんですけどなんとかなりませんかね?クラクションがならせなくて困るんです。とほほ...

 
この夏の思い出      (りんりん)

今年の夏は、皆さんご存知のように、欧州は記録的な猛暑で大変だった。スペインに来て3回目の夏だったけど、いつもならどの家も冷房がないくらい、過ごしやすい夏なのに、突然、38度とかなられた日には!!でも、湿度が低いので、家でじっとして冷たいものでも飲んで、どうにかしのげたかな。
そういう大変暑い夏だったけど、何をしていたか、ざっと振り返ってみると・・・。

7月。3週間、語学学校の「スペイン語教師になりたい人の養成コース」の「生徒役」というのに、3週間20ユーロ払って通った。

それが終わって4週目は、市内の料理学校に「夏の特別コース」に5日間だけ通った。自分以外はすべて母国語がスペイン語という人で、ちょっと疲れた。

7月末から8月最初にかけて、バルセロナとパリに旅行に行った。
いままで、ヨーロッパに住んでいるというのに、ちょびっとしか、旅行にいっておらず、はずかしい思いをしていたのであるが・・・。

バルセロナでは、福岡出身の彫刻家外尾氏の彫刻が見れて、よかった。すごくきれいだった。(聖家族教会)。パリの街は、古い建物を使っていて、今住んでいるスペインの旧市街地と似ているなーという感想を持った。

ミレーの絵を見に行ったオルセー美術館では、「落穂ひろい」が見当たらず、偶然一緒になった日本人の方が「何でも、今 日本に行ってるって、ここの人が言っていますよ」と教えて下さった。残念だった。

それで、盆過ぎに、主人の仕事もあって、故郷の福岡にちょっと帰った。そしたら、 なんと福岡市立美術館にあの、ミレーの絵が来ているとのこと!
せっかくなので 家族と一緒に見に行った。テーマがヨーロッパの農民の暮らし、になっていて、感動 した。この展覧会を企画する美術館って、すごい〜と、美術に疎い私もしみじみ。

9月1日にこちらに戻ってみると、猛暑は終わっていて、秋の風が吹いていた。

 
2003*summer      (ピノコ)

** 2003 * summer *************************
1)ノースリーブ
2)森永乳業 カフェラッテのメープルラテ味
3)ホットケーキ + はちみつ
4)腕時計紛失事件
5)まずかった格安神戸牛
6)おそろしかった神戸夜景 + いのししおやこ
7)夏風邪とユンケル
8)鎌倉・横浜・東京の旅
9)LIVE!LIVE!LIVE!
10)帽子
********************************************

1)ここ数年通じてのマイブームが夏のノースリーブスタイル。
二の腕がたくましくなる年代になってのブーム到来。でもかなり気持ちがいい。
開放感たっぷり。
二の腕の太さなど関係なく爽快。私の中で夏!といえば、ノースリーブ!っす。
もちろん今年も!

2)ジョディ・フォスターがむかーしCMをしていたカフェラテシリーズのメープルラテ味。今年の夏はこれを会社でよく飲んだ。
午前中のまだ覚醒していない頭を甘みでシャキンとさせ、午後は仕事疲れで朦朧とした感覚をこのメープルラテちゃんが救ってくれた。
現在私のブームは隣の席の女の子に波及し、それを機に?そろそろさすがに少し飽きてきたこの頃。

3)ホットケーキがおいしかった夏。これに鎌倉はちみつ園で買ってきたはちみつをかけて食す!あぁ何たる幸せ。『あかしあ・山ぶどう・しろつめ』の3種類のはちみつミニサイズが入ったお土産セットを自分に買ったのだが、特にあかしあがさわやかな甘みで最高!トーストにかけてかぶりつくもよし。
なぜ鎌倉ではちみつ?な感はあるけど、これがまた美味しいのだ。行く機会がある方は是非。

4)大学時代から愛用していた時計を社会人になってからバスの中で失くした。
少し前、その時計のシリーズが発売10周年記念として、私が失くしたモデルの復刻版が発売されているのをたまたま発見し、もちろん購入した。
ある日『外して置いてたらなくしたりしてーあははははー・・』などと冗談で思いながら会社の机に置いたっきり、その後の記憶もなければ、影も形もない。すっごく後悔どんより凹んだ日々が続いた。しばらくし無事自宅付近で発見できたのだが。自分の中での笑い話。

5)夏の始まり、大阪神戸の旅に出た。
神戸といえば神戸牛。会社の人から神戸牛が美味しかった話を以前聞いていたので、この機会にぜひ・・と調べてみたところ、高い高い。ということで格安のお店を見つけて食べたのですが。うぅ。接客悪し。味悪し。期待が大きかっただけに最悪レベル。これだったら博多駅の地下のステーキ屋さんで食べたほうが美味しいわいっ!ってことで、やっぱりうまいものを楽しみたければけちってはいかん!と気付いた体験でした。

6)神戸続編。
神戸といえば夜景っしょ。てなことで市街地から近い夜景スポットへと出向く。
地図上で確認する限り、歩いて行ける距離だ。まずい神戸牛でぐったりした体ではあったが散歩がてら徒歩にて諏訪山というところを目指す。ここでまず気付けばよかったのだ。山ということを・・。
ビーナスブリッジという展望台があるそうで表示通りに公園らしき場所へと進む。進む。進む。だんだん暗くなり足元が舗装されている道から土へと変化。明かりもなくなり、山道。怖くなった我々は「下山」した。
タクシーをひろい運転手さんと話すと笑われた。車道だけでもかなりの山道だ。くねくねくねくねどんどん上にあがっていく。自分達のアホさ加減を実感。知らない土地の暗い山道。かなり心細かった・・。
そうして辿り着いた展望台。キラキラ小さい光が一面に。感激。
一組のカップルがしげみの方を向いて見て突っ立っている。はじめ犬か?とよく見ると、それはいのししだった。しかもうりぼう付。親子だった。観光客目当てに餌のおねだりに出没するらしい(タクシー運転手談)。そんないのししが棲む山に果敢に挑んだ話でした。

7)夏風邪をひいた。1000円もするユンケルを飲んだ(自分の中でリッチな行動)。
治った。よかった♪

8)そうして治した夏風邪後、夏の終わりの旅に出た。鎌倉。横浜。東京。
鎌倉は夏の陽射しが強く、ノースリーブの肩が焦げた。円覚寺と長谷寺がすごく印象に残った。長谷寺でちょっと高めのお守りを購入した。そこのおばさんによると、関東大震災時、大仏様の光背が崩れ、それをお守りとして皆さんにお譲りしているので、このお守りはいわば大仏様そのものです、と。手にしたお守り。なんともいえない、感動でもなく、何と表現していいかわからない感情がぶわっと湧いた。何だか泣きそうな気分だった。
大仏様そのものって・・すごくないか?すごいです。

9)夏のライブイベントに3つ行った。
全てが8月後半に集中していたため、濃い半月であった。全て複数のアーティストが参加していたので、多くの音楽人に触れることができ楽しかった。
印象に残るのは、オーラが他のアーティストとは格段に違っていた矢野顕子。
雨の野外ステージでズボンを下ろし、鳴り響く大自然 雷に向かって、『落ちるなら俺の避雷針(本人のアレ)に落ちてみろ!』とステージ上で叫んだハイロウズのヒロト。
くるりもこれまで何度か見てるけどいいパフォーマンスでよく思い出します。他にも素晴らしいステージばかりでした♪

10)この夏は帽子を3つ買った。そのうち一つが、数年越しの恋を実らせやっと手に入れたヘレン・カミンスキーのラフィアの帽子。
買ってから、実はかぶっても微妙にしっくりこなくて似合わない。うぅ。福岡のデパートでもほとんどのところで扱うようになっているのですが、福岡三越で購入後、旅先の大阪梅田のデパートで福岡とは比べ物にならないくらい大量にヘレン・カミンスキーを扱っている売り場があり、自分と同じデザインのものをかぶってみた。そうしたら何だか風合いが違ってて、まぁ少しは似合うんです。多分天然素材の帽子で手作りなので、職人さんや材料で少しずつ違うんですね。値段が高かったので、似合わなくて残念です。結局あまり出番のない帽子でした。

***さよーならー。20代最後の夏〜 ルルルルル〜♪

 
2003年の夏      (鈴木)

暑くなって足を出して寝ていたら蚊に沢山刺され、10数ケ所も大きく赤く腫れてひどい痒みでした。愛用のウナコーワも効かず、しじゅう足を掻いていた夏でした。

私のスイカ、そうめん、アイスクリームの消費量は近年で最低でした。

ボリショイサーカスを観にいきました。
驚いたのが虎のサーカスです。10頭くらいのおおきな虎をなんと一人の男の人があやつるのです!それも棒1本だけなんですよ!虎はなかなか言う事きかずに、前足で引っ掻こうとしたり吠えたりと非常に危険なのですが、男の人は棒で叩きまくり、見事に火の輪をくぐらせました。

年2回、盆と正月前あたりに美容院に行くことにしているのですが、いつも髪型をどうするか位しか会話しない担当の美容師さんにずっと言いたくて言い出せなかったことが言えました。「挌闘家のようですね」「おかしいな〜こじゃれた美容師に見えるはずなんだが」

 
夏の思い出      (あにまる)

今年の夏、友人と旅行に行く予定だったんだけど、仕事が休めなくて中止になったんだよね。
ちゅうことで今年の夏の思い出はありません・・・ では終わってしまうのでこの夏何をやってたかというと引っ越しをしたいので仕事が休みの日に他のバイトをして稼いでました。派遣のやつでいろんな仕事があるんよ。

100円ショップのオープン準備はなかなかおもろかった。棚に商品を陳列していき、ゲーム感覚で楽しめたなぁ。

あとイベント系も良かった。いろんなコンパニオンを見れたし。別に興味ないけど。若くなかったらよいんですがねぇ〜。うん?それじゃあコンパニオンじゃないか。

で、大手保険会社の引っ越しの後片付けをやったんだが、OLやら外人やらにコキ使われてムカムカしましたよ。
いらない段ボールをホイッ!なんて投げつけられたり、ゴミは分けずに捨てるわでサイテー!さすがに穏和な性格ですがこれにはキレました。
なんなんだよ!人をなんだと思ってんのよ、コノヤロ。しかもコーヒー飲んでケラケラ笑いやがって。仕事しろよ!と思ったっす。
あんまりムカついたんで一番綺麗なOLのお姉さんのイスにガムテープ張ってやりました。おしりにテープつけたまま、外に出て行きました。
うっ、むなしい・・・

そして辛かったのが甘栗の仕分け。
カゴにたんまり入った栗の中からやわいのとか腐ってるのとかを捨てる作業で最初はすごい楽でこんなんでお金もらっていいん?次はどんなことするんかな?などと思ってたらなんと最後まで仕分けばっかでやんの。9時〜18時まで。もう栗之助もびっくりよ、あなた。
それにその職場、〜あるよ〜ってな勢いの中国の方ばかりで・・日本人は誰もいません。もう3時頃なんか、もうなにがなんだか分からんようになり、うぉ〜〜!くりぃ〜〜〜!!なんて心の中で叫んでみました。よくもこんな境地に送り込みやがって。
それがよっぽどこたえたのか、次の日栗の仕分けしてる夢みました。しかも栗が話しかけてくるのね。飛び起きちゃった。
これからは栗の季節なんだけどしばらくは栗はいらんよ。

で、仕事場ではよく来る変なメロディアス・ハードロック好きのお客様(おじさん)につきまとわれ働いております。いつも指名されるんですよ。
しかも「今年の夏までにリリースされた私のNo1アルバムはなんだかわかります?」なんて聞かれました。お願いだからそんなこと店員に聴かないで下さい。困ります。ちなみに見事に当てちゃいました。面倒くさいんで適当に言ったらこの始末。「おぉ〜神よ、あなたはなんといういたずらをなさる。」実は去年のNo1アルバムも当てちゃってるんだよね〜。
あとプログレも好きみたいで担当ジャンルじゃないんだけど自分もヘタに知識があるもんでもう指名度No1です。

つーことで今年は暗〜い夏でした。


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